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アバルト純正マフラーを加工してFIAT500 1.4に流用取付け!カッコいいぜ!

ABARTHマフラー流用
この記事は約6分で読めます。

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前回はマフラーの出口をカットしたところまででしたが、今回で取付けまで完了しました。1.4の純正マフラーを外すことが本当に大変だったのですがなんとか取付けできてひと安心。

前回のマフラーの記事はこちらから
アバルト純正マフラーをFIAT500 1.4 に流用取付けするよ!

今回は、カットした出口を溶接し、耐熱塗料で塗装。オリジナルマフラーステーにより固定。ひととおりの完成。
格安で楽しいクルマに変化しました!

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マフラー出口の溶接

カットし内側だけのパイプにしたマフラー出口をABARTH純正マフラーに再び取付けます。
専門の方に溶接してもらいましたが一周ぐるっと繋げてはいなかったので家庭用アーク溶接機で手直しをしました。溶接してもしなくても強度的には問題ありませんが、接合部から排気ガスが漏れないようにする対策です。
手直ししたら汚くなってしまったけど、気にしないことに。

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家庭用アーク溶接機一式。
近くのホームセンターで購入した1万円ちょいの製品です。本当は出力が変更できるタイプの200V対応版が欲しいのですが、100V対応ですので出力が低いのが難点。溶接棒が部材にくっついてイライラするのと、よく確認しないと部材の温度が上がらず「溶接」されていない・・なんてこともあるので注意。
でも適当なコンセントに繋げてすぐに作業が開始できるのは便利です。

耐熱塗料で塗装

溶接したら表面の錆や油分を除去し耐熱塗料で塗装です。

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左から順に油分を洗い流すパーツクリーナー、錆防止もかねた耐熱塗料、マフラーを外すのに便利な潤滑スプレー。

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600℃まで対応する耐熱塗料で塗装。
写真ではしっとりしていますが、乾けばつや消し黒になります。

純正マフラーが外れない!!

新車から約7年、1度も外したことのない1.4の純正マフラー。大変だよねーと軽く思っていたのだけれども想像以上の強敵でした。
フランジで固定されているのではなく差し込み式のマフラーで錆もあります。ガッチリくっついてびくともしない・・・。

潤滑スプレーのKURE 5-56を浸透させ、ハンマーで叩き衝撃を与えて・・ひねる(繰り返し)・・・ガショっとマフラーが左右に動いた時の喜びと言ったら、もう(笑)

あとは、抜けるまで左右にひねりながら引っこ抜きます。
ちなみに何度か心が折れていますので、写真はありません・・・。

オリジナル調整式マフラーステー

ABARTHマフラーを吊るには1.4にはない後ろから見て右側のマフラーステーを1本新設しなければいけません。でも高さの微調整が手間なので調整式にしちゃいましょう、と制作したのが写真右。

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ネジ加工された鉄棒をステーの支柱にしてみました。
これにボディーと固定するL型の金具を用意することである程度の高さ調整が可能になります。またダブルナットで固定すればナットが緩むリスクもかなり低くすることができます。

左側はマフラーゴム。左端は一般的な大きさで真ん中が高さ調整ができる多段式。1.4純正を流用するのであれば1個余分に購入が必要で、そうでなければ3個が必要。

大きさを揃えるためにも一般的なサイズ3個セットを1つ(2個セットが無かった)、多段式を1個購入しました。

マフラーの高さを調整してみた

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こちらが調整前のとりあえず付けてみた状態。マフラー自体が斜めで見た目もよくなく右側もバンパーと接触しそうでもう少し下げたいです。

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マフラーゴムを交換し右側の高さも調整してみました。だいぶ「斜め感」は減りましたが若干斜めです。
実は、装着してみて判明したのですが右側のマフラー出口が左側よりやや出ています。左右の長さが違うわけではなくマフラー自体がズレている、というのが正しい表現でステーの位置も影響あるかと思います。これは想定外ですが右側をカットして「見た目」の長さを合わせようと思っています。

めんどくさいんですけどこれが現物合わせの醍醐味でもあったりします(笑)
今後も細かな調整はしていきますが、とりあえずはまとまったかなと思います。

走行してみての感想

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ABARTHマフラーを装着してからの感想は、次の通り

  1. アイドリング時の音量は減少した・・と思ったら「ベロロロロン」と良い音がするようになった
  2. 走行時も音質が変わり「ブォンブロロロン」から「ブォ、ボーーン」という感じに若干高い音域に変化した
  3. 2500rpmぐらいからマフラー音が強調されるようになった
  4. 3800rpmぐらいから加速感が出てきて以降スッとレッドまで回るようになった
  5. エンジンブレーキの効きが弱くなった
  6. リアの動きが落ち着いた

マフラーの重量は、1.4純正マフラーが約6kg、アバルト純正マフラーは約12kg。およそ2倍になってしまっているけどそれはしょうがない。この6kgの差がリアの動きに影響を与え落ち着きが出たのかな?
フィーリングとしてはこっちのほうが好きです。

マフラー交換しただけではパワー的に劇的な変化は得られにくいというのも踏まえつつ、パワーチェックもしていないので感性になりますが、「速くなった感・わくわく感」がするクルマになりました。

高回転域で抜けすぎな印象はなく、1.4純正マフラーより力強く加速してくれているように感じます。ターボ用なのだけどあくまで純正マフラーという程よい排気効率のおかげで、悪い方向には向かっていないのかな?と思ったりしています。

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動画も撮影してみました(手ブレ多め)

メッキ部分になにやら写っていますが気にしない、気にしない。

2000回転ぐらいで「遠くにABARTH500がいそうな排気音」がしたり(笑)、さり気ない存在感と、ジェントルな外観のこの流用マフラー、大好きです。

かかった費用は約7000円。内訳は次の通り。

  • パーツクリーナー 250円
  • KURE 耐熱ペイント 300ml 1080円×2
  • KURE 5-56 潤滑スプレー 290円
  • マフラーゴム 標準タイプ(3個セット) 1500円
  • マフラーゴム 多段タイプ(1個セット) 1800円
  • ボルト・ナット・ワッシャー等 約500円
  • ABARTH500 純正マフラー いただき物 0円
  • 他、送料等

約7000円でバージョンアップできとても満足しています。トンネルや壁に囲まれた道路を走ると窓を少し開けてシフトダウンしたくなりますね(笑顔)

大・満・足!

過去のマフラーの記事はこちらから

最後に作業にあたって参考にさせていただいたWEBページを前回に引き続き記載します。

【車両データ】
車名・グレード:FIAT 500 1.4 16V LOUNGE (2008)
カラー:ボサノバホワイト
右ハンドル・5速セミAT「デュアロジック」

総走行距離:約85,200km
平均燃費(エアコン常に使用):13.5km/l
高速道路走行時の平均燃費(名古屋←→東京):20.2km/l

KURE(呉工業) 耐熱ペイントコートシルバー 300ml 金属パーツ用耐熱塗料 1065
KURE(呉工業)
【用途】
●自動車やオートバイのマフラーやエンジンまわり、焼却炉、ストーブなど、高温になる金属部分のサビや腐食の防止。
●【品番】1065
●【容量】300ml
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