定期的なタイヤの空気圧調整してますか?
過去に1日90km、1ヶ月で2,000kmほどの自動車通勤をしていた時は、かなり細かく、また自分の感性に合う空気圧に調整して運転していました。でも引っ越しをしてからは1ヶ月で多くても500kmぐらいの走行しかありませんでした。
走行距離や頻度が変わっても以前のまま調整していたのだけど、走る所が変われば設定も変えた方が良いわけで見直しをして再調整をしてみたところ、別のクルマか!と思うほどの変化を感じました。もっと早くしておけばよかったなぁと・・・。
基本の空気圧
一般的なクルマはドアの内側や、燃料キャップの蓋などに指定の空気圧が書かれていますが、FIAT500の場合は車体には書かれておらず、取扱説明書を読まなければ知ることが出来ません。
取扱説明書を参考にして簡単にまとめてみました。
(2008年製のみの確認で他の年式・グレードがどうかは分かりません)
175/65R14 | |||
---|---|---|---|
軽積載 | 前輪:2.0 | 後輪:2.0 | |
最大積載時 | 前輪:2.2 | 後輪:2.2 |
185/55R15 | |||
---|---|---|---|
軽積載 | 前輪:2.2 | 後輪:2.1 | |
最大積載時 | 前輪:2.3 | 後輪:2.3 |
195/45R16 | |||
---|---|---|---|
軽積載 | 前輪:2.2 | 後輪:2.1 | |
最大積載時 | 前輪:2.4 | 後輪:2.3 |
テンパータイヤ | 2.8 |
---|
冷間時:bar(kg/cm²)
上から順に「Pop」「Lounge」「ABARTH」と思って頂いて構いませんが特別仕様車もあるわけで、実際に装着されているタイヤサイズを確認してもらうのが一番です。
私の場合は1.4のLoungeですので、前輪:2.2/後輪:2.1 です。
今までの空気圧
往復90km通勤していた時の空気圧は前輪:2.2/後輪:1.8でした。
通勤ルートはそれなりにハイスピードで走行できる峠道エリアと、信号ありのゆっくり走行が必須な市街地エリアとちょうど半分の割合です。
空気圧をもっと高くしても良かったのですが基準値を入れると乗り心地では後輪が「跳ねる」感じがし、タイヤを見ると中心から摩耗していっていました。
峠道走行などでタイヤが熱を持って空気圧が上昇しているのでしょう。後輪に関しては空気圧過多な感じですのでやや少なめ。そんなセッティングでした。
このセッティングはタイヤ中心の摩耗に関しては良いのですが、乗り味に関してはあまり良くありません。ふわふわふわふわとクルマが揺れます。クイックさもあまりありません。
※タイヤの銘柄によって印象は大きく変わりますので参考程度に。
再調整後、乗って楽しいクルマに変化
前輪:2.2/後輪:2.1が基準の値なのですが、自己判断で前輪:2.5/後輪:2.2に調整をしてみました。結果大正解。
クルマのクイックさが格段に向上し、どんどんアクセルを踏みたくなってしまいます。「若干コツコツとした乗り味」はあるもののそのマイナス分を「運転して楽しい」というプラス分がはるかに上回っていて、なんでもっと早く調整しなかったんだろうかと反省してしまいました。
1週間に1度乗るか乗らないかという現在の状況に慣れすぎて真剣に空気圧の件を考えていなかったのですが、やはり基本に忠実が全て。僕個人の好みでのオリジナル調整なわけですが、ちゃんとしないといけないなぁと実感しました。
年に1度はテンパータイヤも
案外忘れがちなのがテンパータイヤ(緊急用タイヤ)の空気圧。
車検の時にチェックしてくれる工場もあるかと思いますが、自分の目で確認しておきたいところです。
たまにしか使わない、もしかすると1回も使わないかもしれない装備品なだけにいざ使うときに使えなかったら意味がありません。手間ではないので年に1度はテンパータイヤの空気圧、ゴムの劣化状況をチェックしておくのが良いと思います。(私は5年間で3回使いましたが・笑)
タイヤだけでなく、ジャッキなどがしっかりと動くかどうかのチェックもしておけば万全ですが、それは・・まぁ個人の判断で。
でも1度ぐらいはタイヤ脱着のシミュレーションなどをしておくと良いと思います。例えば「冬の雨(雪)の日、深夜の1人ドライブ中に発生した小道でのトラブル」という最悪の状況であってもあたふたしないで済むかな?とか思ったりします。
空気は0円。気になったらチェックするべし
基本的にガソリンスタンドでもタイヤショップでも空気圧点検は無料なところがほとんどです。1軒、基準の店を作ってそこで定期的に空気圧を測るのが良いと思います。(出来れば同じ店舗の同じ空気圧計で)
1ヶ月経過すると空気圧はどう変化するのか、夏は、冬は、などデータを集めることにより自分のクルマをより自分らしく調整することが出来ます。もちろんタイヤの銘柄、走行する距離や場所でも違ってきますので、いろいろ試して自分の空気圧を見つけてみるのも楽しいと思います。
入れすぎ、少なすぎも良くないのでショップ店員さんにアドバイスを貰いながらも良いと思います。
とりあえずは取扱説明書の「指定基準値」で、そこからです!
【車両データ】
車名・グレード:FIAT 500 1.4 16V LOUNGE(2008)
カラー:ボサノバホワイト
右ハンドル・5速セミAT「デュアロジック」
総走行距離:約79,800km
平均燃費(エアコン常に使用):14.6km/l
高速道路走行時の平均燃費(名古屋←→東京):20.2km/l
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